怖いなあ怖いなあ

みなさんこんにちは。かき氷は粗めに限ると思っている古めの人です。

さて、暑いですね。飲食関連のネタが尽きてしまったので、ちょっとアカデミック(?)に読書と映画の話など。

皆さんはホラーというと、どんなものを想像しますか?

CGで怖いものがわあっと現れる「お化け屋敷」的なものでしょうか。それとも「友達の体験だけど…」という実話的な怪奇話でしょうか。

日本における怪談の歴史は古く、さかのぼれば「今昔物語集」(1120年ごろ)や「日本霊異記」(820年ごろ)にまでさかのぼります。伝承から物語の形に整えられたのは「雨月物語」(上田秋成 1776年)あたりからでしょうか。江戸時代の文化・文政期(1804~1830年代)は夏になると、芝居小屋で怪談物が上演されるようになります。

1825年には狂言師鶴屋南北による怪談狂言「東海道四谷怪談」が人気を博します。また、面白いものと思われている落語にも実は「怪談噺」というジャンルがあり、有名な「番町皿屋敷」なども実は落語だったんですね。他にも「牡丹灯籠」「真景累ヶ淵」「反魂香」「死神」などが有名です。

明治期に入るとドラマなどでおなじみの小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が日本各地に古くから残る怪談、奇譚を集めた「怪談」(1904年)を発表します。主なものは「耳なし芳一」「ろくろ首」「雪女」などです。伝承自体は古いものでも、現在のヴィジュアルイメージが作られたのは明治時代なんですね。

さて、海外に目を向けると18世紀イギリスで流行した「ゴシックロマン」という幽霊話、怪奇譚があります。古城、古いお屋敷、幽霊、不気味な主…これらの代表作にはエドガー・アラン・ポーの「アッシャー家の崩壊」「黒猫」を始めとして「フランケンシュタイン」「吸血鬼ドラキュラ」など、」現在でもよく知られ様々なアレンジでリメイクされている作品群があります。

この「ゴシックホラー」はその後の「モダンホラー」と地続きになっていて、20世紀に入ると宇宙や深海から謎の邪神が現れるH・Pラブクラフトの「クトゥルー神話」などの創作ホラーへとつながっていきます。さらに現代のモダンホラーは超能力などのオカルトも加わり、スティーブン・キング原作のハリウッド映画など、特殊撮影を駆使したエンタメ映画と相性の良い物語が増えていきます。

ホラーと言えば怖い、驚かせられると二の足を踏む方も多いと思うのですが、美しい物語やちょっと笑いを含む物語などもあるので、暑い日に冷房の効いたカフェなどで好みに合ったホラーを嗜むのを夏の愉しみの一つに加えてみてはいかがでしょうか。

それでは、また

本日の動画

AIを使って作成した絵を漫画にしてみました。この動画はその漫画のメイキング動画です。興味があったら、ぜひ!

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